こんにちは、みよし之です。
今回は、ゲーミングパソコンって何なのかということについて記事を書きました。
パソコンを買えばゲームができるんじゃないの?
初めてパソコンを買った時はてっきりそうだと思いました!
今から約24年前、インターネットに接続できるパソコンを初めて買いました。
ワクワクしながらオンラインゲームを始めたときでした。
あれ?動きがスムーズじゃない・・・
それでも、楽しくゲームをしていました。
ですが、パーティーを組んで遊んでいても、みんなに置いて行かれるし、たまにカクカクしたりフリーズしたりしてたんですよね。
これがゲーミングパソコンではないと感じたのは、それから約15年経ったくらいの頃でした。
パソコンを2回も買い替えたときにようやく気がついたのです。
ここでは、失敗したパソコン選びを参考にゲーミングパソコンとは何かということを記事に書いています。
ゲーミングパソコンの特徴について
ゲーミングパソコンの特徴について、普通のパソコンとは何が違うのかということを説明していきます。
- グラフィックボード(以下、グラボ)が付いている
- グラボに供給できる電源容量を考慮した電源ユニットが付いている
- 排熱対策がされている
- 高性能なCPU
- メモリが大容量
このように、主な特徴としてはグラボが関係しているのです。
一言にグラボといっても、NVIDIAとAMDといったメーカーからたくさんの種類が発売されています。
そして、グラボの種類により、最低限必要な電源容量が決まっています。
また、グラボは熱を発しますのでパソコンを冷却しなければなりません。そのため、排熱対策をしっかりとしておく必要があるのです。
さらに、パソコンの頭脳的な役割を持つCPUも大事です。
当然ながら、メモリも多く使用しますので、多めなものを選んでおかなければなりません。
ただし、必要動作環境と推奨動作環境が各ゲームによって違います。
ゲーミングパソコンだからすべてが快適に動くというわけではありませんので、事前にゲームサイトでスペックを確認しておきましょう。
ゲームしかできないパソコンがゲーミングパソコンというわけではありません。
3Dゲームなどもできるパソコンがゲーミングパソコンなのです。
グラボが付いている
私がオンラインゲームをしようとして購入したパソコンには、グラボがついていませんでした。
内蔵GPUで映像出力をしていました・・・
通常、パソコンを購入するとディスプレイに映像が映ります。
- オンボードグラフィックス(内蔵GPU)
- グラボ(単体GPU)
このどちらかが無ければディスプレイに映像を映し出すことができないのです。
そして、グラボはオンボードグラフィックスよりも映像をきれいに映し出すことができます。そのため、価格も性能に合わせて高くなっていきます。
私がパソコン選びで失敗したのは、パソコンを買えばオンラインゲームができると勘違いしていたことです。
- スムーズにキャラクターが動かない(カクカクする)
- キャラクターが密集している場面でフリーズする
当時は、2Dゲームだったのでなんとか内蔵GPUで動いたのですが、3Dゲームだとグラボが無ければかなり厳しいように思われます。
2002年発売のファイナルファンタジーXIをやりたくて、当時のパソコンでベンチマークを試してみたのです。
映像がスローモーションだった・・・・
まともにゲームができない状態だということが分かりました。
ここで、グラボの重要性に気がついたのです。
ただし、グラボが付いているからといってゲームが快適にできるわけではないことは覚えておきましょう。
これは、パソコンを買い替えたときに分かったことです。
2台目と3台目のパソコンは、グラボ付きのパソコンを買いました。
そのため、次のパソコンを購入する前にそれぞれ一度グラボを買い替えています。
とはいえ、グラボが付いているのでゲームを楽しむことはできました。
しかし、新しく発売したゲームに関してはスペックが足らないことに気がついたのです。
そして、数年後にエントリークラスのグラボを買い替えるといった追加の費用がかかったわけです。
最近のグラボは、ミドルクラス以上のものが多くなっています。(NVIDIA GeForce RTX 4060など)
当時のパソコンでは、末尾が60ではなく30や40のグラボを積んでいました。
これが当時のエントリークラスのグラボです。
ちなみに、当時買い替えたエントリークラスのグラボはNVIDIA GeForce GT 740でした。
グラボに供給できる電源容量を考慮した電源ユニットが付いている
上記でお伝えしたように、2台目・3台目のグラボは途中で買い替えています。
なぜ、エントリークラスのグラボを買ったんだろうか・・・
ミドルクラスのグラボが取り付けできなかったからです!
取り付けするグラボの性能によって、電源容量も変わりますので注意しておきましょう。
私の場合は、電源容量が300wだったので、どうしてもエントリークラスの選択しかなかったというわけです。
これがパソコン選びで失敗したことでした。
ちなみに、電源容量が足りない場合はどうなるか試してみたところ、起動しませんでした。
このようなことから、最低でも電源容量は500wは欲しいところですが、グラボの性能によってはそれ以上のものが必要となります。
普通のパソコンの場合、500wも必要ありません。
排熱対策がされている
グラボにはファンが付いているものが多くあります。
これは、グラボが熱を発するため、冷却させる必要があることによるものです。
現在グラボが付いているなら、タスクマネージャーでGPU温度を確認することができます。
スタートアイコンを右クリック タスクマネージャーを選択 パフォーマンスの項目でGPUを選択
このように、GPU温度は管理されていて、GPU温度が高温になればファンが高速回転し冷却させようとします。
そして、常時高速回転しだすようになれば、グラボを買い替えるときかもしれません。
また、GPUのファンによる冷却だけではなく、パソコン内部を冷却させる機能も重要なものとなっています。
このように、パソコン内部に溜まる熱を冷却させるように様々な工夫をしているのがゲーミングパソコンなのです。
フィルターの装着について
パソコンにとってホコリは大敵です。
パソコンを長く使っているとホコリが蓄積され、冷却されにくくなったりします。
そうとはいえ、パソコン内部を掃除するにも手間がかかり、注意しなければならないこともあります。
最近のゲーミングパソコンはフィルターを装着していることも多いので、メンテナンスは楽になっています。
時々はフィルターを掃除することを意識しておきましょう。
なお、メーカー保証期間終了後はパソコン内部の掃除も1年に1回実施するのもいいかもしれません。
高性能なCPU
CPUはパソコンにおける頭脳的な役割を果たします。
そのため、ゲーミングパソコンではある程度の性能があるCPUを搭載していることが多いです。
とはいえ、両方とも高性能を選ぶとパソコンの価格は高額になります。
ゲーミングパソコンにおいてどちらかを選択する場合は、グラボの性能を選ぶことをおすすめします。
普通のパソコンの場合でもCPUは重要となりますので覚えておきましょう。
メモリが大容量
パソコンを使うときにマルチタスクをしている人も多いのではないでしょうか。
タスクマネージャーしか起動していない場合でもメモリは約5GB使用しています。
- Edge
ブラウザゲーム2タブ・Bingで検索など1~2タブ - Chrome
ワードプレス関連3~4タブ(記事執筆やデータ分析など)
これらを合わせるとメモリ使用率は約7.5GB
メモリ使用率はタスクマネージャーで確認することができます。
ここにオンラインゲームを接続してみると約12.5GBになります。
パソコンは起動しているだけでもメモリを消費します。
このようなことから、ゲーミングパソコンでは最低でも16GBは必要です。動画編集なども行うようなら32GBといった大容量のメモリが欲しいところです。
ちなみに、上記の例を参考にしてみると、普通のパソコンでも8GBのメモリは欲しいところです。
ゲーミングパソコンのメーカーについて
ゲーミングパソコンを作っているメーカーはたくさんあります。
個人的には、マウスコンピューターなどのBTOパソコンメーカーが費用面も考えるとおすすめです。
私が初めて購入したゲーミングパソコンもマウスコンピューターのG-Tuneのゲーミングパソコンでした。
4台目に購入したパソコンがゲーミングパソコン!
1~3台目のパソコン選びの失敗から学んだ結果、ゲーミングパソコンを選んだのです。
2台目・3台目のように途中でグラボを買い替えることなく、寿命を迎えました。
メモリは8GB 16GBに買い換えました・・・
購入時は問題なかったのですが、年数の経過とともにメモリを消費するようになったので7年目にメモリを交換しました。
8GBだとダメな理由は、上記メモリの項目で説明している通りです。
まとめ
ゲーミングパソコンとは、普通のパソコンと比べ3Dゲームもできる高性能なパソコンです。
3Dゲームをするにはグラボの性能が大きく影響してきます。そして、グラボの性能が高くなればなるほど消費される電力も多くなります。さらには、グラボは熱を放出しますのでパソコンの排熱対策も重要です。
また、パソコンはグラボだけでなく、CPUやメモリも大切な役割を担っています。
ゲーミングパソコンはこれらを踏まえた上で様々な工夫を施して組み立てられています。
事前に予算と相談し、納得のいくゲーミングパソコン選びをしてみましょう。